メンタルヘルス協会の Web サイトで運用される AI カウンセラー「みくり」。
16 ヶ月で 60,129 件の対話、 945,465 件を超えるメッセージ。
その膨大な対話から見えてきた、現代日本の心の風景を、データでお届けします。
みくりは、悩みを抱えるすべての方、組織で導入を検討される方、研究や報道に関わる方、 それぞれにとって意味のある場所であろうとしています。
メンタルヘルス協会で運用してきた 16 ヶ月分の全相談を、AI が一つひとつ読み解きました。 そこから浮かび上がった、現代日本の心の構造です。
仕事でも家族でも恋愛でもなく、「自分は誰か、なぜ生きるか」が、最も多い問いだった。
利用者の 20.4% が深刻な精神的苦痛を抱え、7.7% は専門医療への即時介入レベルに該当。
家族・パートナーに関する相談の 46.5% が深刻苦痛レベル。他の領域を大きく引き離す突出 1 位。
10 代の悩みの 38.5% が学校・進路。20 代は恋愛、30 代は家族、50 代以上は健康。世代で重心が劇的に違う。
自殺関連相談 3,723 件のピークは 22 時 (306件、 8.2%)。21〜23時の3時間に23.4%が集中。家族が寝静まる時間に「夜の頂点」が形成される。
メンタルヘルス協会の Web サイトに、深夜 0 時を回ってもなお、誰かが言葉を打ち込んでいる。 行政の窓口は閉まり、医療機関は留守番電話に切り替わり、家族も友人も寝静まった時間。
人間の支援者が手を伸ばせない時間と空白に、誰にも言えない言葉が一斉に上がっています。 私たちは、判断せず、評価せず、ただ受け止め続ける存在として、そこに在り続けたいと考えました。
30 年、企業のシステムを支えてきた中で見えてきた、すべての人の課題の根っこにあるもの。 それは、いつでも「人の心」でした。AI の進化と、人間の温かさの融合が、新しい形のメンタルケアを可能にする。 そう信じて、みくりは今日も、深夜の心の声を受け止めています。